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長久手の奇才アーティスト酒井直寛

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長久手の利用者、酒井直寛さん。彼にはイラストレーターとしての才能がある。独特なセンスで描きあげた作品は一度見た人を虜にして逃さない。ビビッドな色使いも魅力の一つだ。

昨年開催された「年賀状イラストコンテスト」では理事長賞を受賞し、法人内にその才能を見せつけた。商品化されたものはマルシェやイベントで一般販売もされている。年賀状イラストコンテスト理事長賞「とらおとこ」

酒井さんのイラストを使ったクリアファイル。法人内での人気も高い。

酒井さんは17歳からグループホームさがみねハウスで暮らしている。
さがみねハウス最年少の入居者である。
むそうと酒井さんが出会ったのは10歳の時。
放課後の時間にむそうで過ごすようになった。
酒井さんには、強いストレスがかかった時に舌を噛む癖がある。
それが始まったのは中学生の頃。
反抗期になり、気に入らない事、嫌なことがあると物を投げたり壊したりするようになった。

そんな彼の伝えたいこと、感じている辛さを、周りはなかなか汲み取ることができず、酒井さんと周りに怪我がないようにただ行動を止めることしかできなかった。

気持ちを言葉でうまく表現できない彼は、だれにも止められない口の中、自分の舌を噛むことで表現するようになってしまったのだ。

転機が訪れたのは高校生の時。
酒井さんに真剣に向き合ってくれる先生に出会った。
押さえつけるという方法ではなく、「彼が彼のままでいられるように」好きなことをたくさん出来るような過ごし方はなんだろう、心地良い環境は何だろうと、むそうと先生で一緒に考えていける環境ができた。

しかし、学校という文化がなかなか厳しかった。誰かを待っていなければいけない、時間を守らなければいけない、そこに合わせた生活をしていくのは酒井さんにとって大変なことだった。

「好きなことをしていられる時間をもっと大事にしたいね」

「我慢しなきゃいけない時間はできるだけ減らしていこう」

みんなの意見が一致した。

それから、イレギュラーが多い高等部の職業訓練の時期は、学校を休み、むそうで「お仕事練習」をして過ごすようになった。
お母さんも先生も安定してきた様子を見て、本人にとって、高校に通う意味を迷いはじめた。
そして、家族と本人は大きな決断をする。
高校二年生で卒業しよう。
その思い切った決断を、先生は応援すると言ってくれた。

最終日、酒井さんだけの特別な卒業式が行われた。

先生が家族に内緒で用意してくれた、

とても小さな、でも

とてもあたたかい門出だった。

 

 

卒業後、さがみねハウスに入居し、穏やかな日々を過ごしている。
時には不安定になることもあるが、

好きなことをずっとできて、

それが仕事になっていって、

楽しいことでいっぱいの毎日になったら、

自分で自分のことを傷つけることがなくなる日がくるのではないだろうか。

彼はユニークな絵を描く。
ユニークな文字を書く。
真っ暗闇にいるようなつらい時期は描かない。
楽しい気持ちになって何かを伝えたくなると、
真っ白の紙をだしてきて、
絵を描く。
文字を書く。

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